
患者インタビュー
肥満症治療体験談、やせることよりも、健康でいたい。専門家の力を借りて、自分らしく生きる(N.Sさん)
体調が悪いと仕事にも集中できず、何もできなくなる。原因がわからず不調が続いていた頃は、「このまま死んだほうが楽かも」と思ったこともありました。医師に「このままだと命に関わる」と言われて治療を始められたことは、本当に良かったと思います。―N・Sさん
肥満症でお悩みのかた
その肥満、病院で治療できるかも。
肥満症とは
健康診断の結果、BMIが25以上あり
肥満症かもしれないと指摘されたことがある。
減量や健康障害の改善を自分の努力で
解決することが難しいと感じる。
治療について、具体的な内容や
プロセスが良くわからない。
BMI*1が25以上
+
健康障害*2や
内臓脂肪蓄積がある
ウエスト周囲の長さが、男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合、内臓脂肪が蓄積している可能性があります。
身長170㎝、体重75㎏では
BMIは26となります
※日本人男性の
平均身長からBMIを試算
身長155㎝、体重61㎏では
BMIは25となります
※日本人女性の
平均身長からBMIを試算
減量により、いままでしんどいと感じていた階段を楽に上がれるようになった。
血圧や脂質の数値が改善し通院の数も減った。
健康障害の予防を意識し、今後家族のために働いていくモチベーションがあがった。
治療について
肥満症治療には以下の
5つの選択肢があります。
※一部の治療は保険適用外(自費診療)となります。
肥満症の治療は食事療法が基本となります。食事療法を実行することで、内臓脂肪の減少が得られ、肥満に伴う健康障害の改善が期待できます。
減量のためには、摂取エネルギー量を制限することが推奨されています。
運動療法は肥満症に関連する死亡/心血管疾患発症・重症化リスクを低下させます。
運動療法の原則としては「有酸素運動」を中心に実施することが推奨されています。
肥満症治療において行動療法の併用は、減量と減量した体重の維持に一定の効果があることが示されています。
具体的な手法として、食行動質問票による食生活の把握などがあります。
薬物治療は、食事・運動・行動療法によって得られる減量が不十分な肥満症において適応となります。
国内で承認されている肥満症治療薬による薬物治療が実施されることが推奨されています。選択肢としてはGLP-1受容体作動薬、食欲抑制剤、漢方薬などがあります。
外科療法では、医師、看護師、管理栄養士、公認心理士、理学療法士、その他医療スタッフによるチーム医療で行われることが一般的です。手術方法としては胃を小さく形成することで食事摂取量を制限する調整胃ハンティング術やスリーブ状胃切除手術があります。
肥満症は、治療ができる疾患です。
BMIが増加することで、心血管疾患を伴う死亡率も増加することが分っています*1。実際に日本における死亡理由の中で、心血管疾患死はがんに次いで2位です*2。
それでも減量することは決して簡単ではなく、ご自身のせいにしてしまったり、治療選択肢をご存じでいない患者さんもいらっしゃいます。
まずは肥満症を専門に治療できる医療機関に受診してみてください。
STEP 1
お近く、もしくはオンラインで肥満症を専門に治療できる医療機関を検索!
STEP 2
専門医師と相談ください。
一般的には最初に問診票の記載と検査が行われます。検査内容は体重測定、採血、尿検査、血圧や腹囲測定が一般的です*。
STEP 3
医師の指示のもと、患者さんに合った食事・運動・行動・薬物療法などの肥満症治療が開始となります。
本サイトにおける病気の診断や治療方法、その他医学的な内容については、細心の注意を払って掲載しております。ただし、記事の内容については、すべての方に当てはまるものではありません。コンテンツ内容について、当サイトではすべての責任は負いかねますので、その点をご了承下さい。なお、疾患の治療等については、必ず医師の診察を受けて、その指示に従って下さい。
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よくある質問
Q
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体重を減らすと、空腹を感じるホルモンの上昇などで体重を元に戻そうとする代謝適応が働き体重増加につながります*1。専門医に受診することも選択肢です。
Q
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肥満に関連する健康障害の悪化や健康診断での指摘により開始された患者さんもいらっしゃいます。
Q
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患者さんの状況や受診される医療機関、選択される治療内容により異なります。詳しくは受診時に医師にご相談ください。
Q
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太っている方が全て“よくない”(治療を要する)わけではありません。ただし、肥満であることによって、高血圧や糖尿病などの生活習慣病につながることが知られており*1、BMIが増加することで心血管死のリスクが上がることが知られています*2。
受診前にご自身の肥満度を知りたい方へ。身長と体重を入力してください。