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【医師監修】クラミジアの症状と原因・検査方法・治療法を徹底解説

2025/11/14 17:31公開

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クラミジア感染症は、日本で最も報告数が多い性感染症の一つです。無症状のまま進行するケースが多く、気づかないうちに不妊症や重度の合併症を引き起こす可能性があります。本記事では、医師監修のもと「クラミジアとは何か」「原因・感染経路」「男女別の症状」「喉や肛門の感染」「PCR検査や抗原検査の違い」「治療方法と費用」「予防法」まで徹底解説。検査のタイミングや費用、パートナーとの同時治療の重要性も詳しく紹介します。クラミジアに関する正しい知識を身につけ、安心・安全な性行為と健康管理に役立てましょう。

この記事の監修者

クラミジアとは

クラミジアトラコマチスイメージ画像クラミジア感染症は「クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)」という細菌によって引き起こされる性感染症です。日本で最も多く報告されている性感染症の一つであり、特に若年層での感染率が高いのが特徴です。

症状がないまま進行することが多いため、気づかずに感染を広げたり、不妊症などの重大な合併症につながるリスクがあります。


クラミジアの原因

クラミジアの原因菌「クラミジア・トラコマチス」は粘膜に感染する性質を持っており、膣、尿道、直腸、咽頭などに感染します。

感染は性行為(膣性交・口腔性交・肛門性交)による粘膜接触が主な原因です。特に初めての性行為でも感染する可能性があるため、経験人数や年齢にかかわらず注意が必要です。


クラミジアの感染経路

・膣性交による感染(男性器⇔女性器)
・オーラルセックスによる咽頭感染
・アナルセックスによる肛門・直腸感染
・妊婦から胎児への母子感染(産道感染)

症状が出ていなくても感染していることがあるため、パートナーとの無自覚な感染の広がりが問題となっています。

 ▶ クラミジアの潜伏期間について


クラミジアの症状

男女別の症状

【男性の主な症状】

・排尿時の痛みや違和感
・尿道からの漿液~粘液性の分泌物
・睾丸の違和感や痛み

【女性の主な症状】

・おりものの異常(量や色の変化)
・不正出血
・下腹部痛、性交痛

※無症状で進行することが多く、女性の場合子宮頸管炎や骨盤内炎症性疾患(PID)へと進展することもあります。


喉や肛門などの症状

・咽頭:無症状が多いが、まれに咽頭痛や違和感を感じることも
・肛門/直腸:痛み、かゆみ、出血、分泌物(多くは無症状)

オーラルやアナルセックスでも感染するため、症状のない部位も検査対象とすることが重要です。


クラミジアの検査方法

検査

PCR法と抗原検査、抗体検査の違い

・PCR法(核酸増幅法):もっとも感度が高く、現在の感染状況を精密に検出できる。
抗原検査:PCRよりも感度がやや低めで、検出できないこともある。
抗体検査:過去の感染履歴を調べるもので、現在の感染を診断するには不適切。

現在のクラミジア感染の検査には、PCR法が第一選択です。

検査費用と検査ができる時期

・検査費用:自費の場合、3,000〜10,000円程度(検査箇所・クリニックにより異なる)
・検査時期:感染機会から1〜3週間程度で正確な結果が出やすくなります。

多くのクリニックでは自己採取による検査を取り入れております。


クラミジアの治療方法

・第一選択薬:ドキシサイクリン(ビブラマイシン)7日間投与

治療にかかる期間と費用

・治療期間:1週間程度
・再検査:治療後3〜4週目に治癒確認を推奨
・費用:5,000〜15,000円程度(検査+薬剤費含む/クリニックによる)


パートナーとの「ピンポン感染」を防ぐため、同時治療が重要です。


クラミジアの予防方法

・コンドームを正しく使用する
・定期的な性感染症検査(特に複数パートナーがいる場合)
・感染の不安があるときはすぐに検査・治療を

咽頭や肛門での感染もあるため、オーラル・アナルセックスにも予防意識が必要です。


クラミジア感染が不妊に及ぼす影響

女性:卵管炎やPIDを引き起こし、卵管閉塞 → 不妊症や異所性妊娠の原因に
男性:精巣上体炎を起こすと、精子の通り道が塞がれ、稀に不妊症の原因となることも

無症状でも進行してしまうことがあるため、妊娠を希望する方は特に注意が必要です。


信頼できる医療機関の選び方

●    プライバシーに配慮されている(完全個室、匿名対応など)

●    即日検査・即日治療が可能

●    専門性の高い性感染症クリニックを選ぶ

●    治癒確認の再検査にも対応している


まとめ:クラミジアに対する正しい理解と対策

医師に相談する画像

クラミジアは、日本でもっとも多い性感染症の一つでありながら、無症状のまま進行するケースが多いため、知らずに感染を広げたり、不妊につながるリスクをはらんでいます。

正しい知識と予防、そして症状がなくても定期的に検査を受けることが大切です。不安を感じたら、早めの検査と治療を検討しましょう。

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