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オープンな手術室と海外での知見を活かした医療で、患者さんを笑顔に【相模原眼科】

2025/09/05 12:09公開

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日常生活で欠かせないコンタクトレンズ。しかし、使い方や管理を少し誤るだけで目のトラブルにつながることがあります。毎日使うものだからこそ、正しい管理が欠かせません。

今回は、相模原眼科 院長 岡野喜一朗先生に、コンタクトレンズの正しい使い方やケアのポイントを伺いました。

お話を聞いたのは

トラブルを防ぐ!あなたに合ったコンタクトレンズ選び

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―――本日はコンタクトレンズについて、教えてください。よろしくお願いいたします。


こちらこそ、よろしくお願いします。


―――最近コンタクトを変えたのですが目が充血してしまいます。原因としては何が考えられますか?


考えられる原因は主に2つあります。1つ目は、患者さんの目の角膜のカーブとコンタクトレンズのカーブが合っていなくて、レンズが角膜に密着しすぎている「タイト」な状態になっていること。本来コンタクトレンズは涙の上に浮いているべきですが、密着しすぎると瞬きによる涙の入れ替わりができなくなり角膜が傷ついて充血します。

2つ目は、コンタクトレンズ使用によるドライアイの状態。スマートフォンやパソコン使用時に瞬きが減ることで症状が悪化することがあります。


―――コンタクトの正しい選び方について教えてください。


機能面とコストパフォーマンスのバランスが重要です。目への優しさを考えるとワンデータイプがおすすめで、目のトラブルが少ないです。コスト重視ならツーウィークタイプもありますが、保存液やケースの管理をしっかりする必要があります。

特に花粉症、アトピー、ぜんそくなどアレルギー体質の方には、タンパク質がレンズに付着してアレルギー反応を引き起こす「巨大乳頭結膜炎」のリスクを抑えられる点からも、

ワンデータイプをおすすめします。


また生活スタイルに合わせた選択も重要です。忙しい方や寝る前のケアが難しい方は、寝る時に外すだけでいいワンデータイプが便利です。


安全に使うためのコンタクトレンズ購入先と正しい管理法

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―――コンタクトレンズはどこで買うのがよいのでしょうか?


眼科クリニックでコンタクトを販売している場所、または眼科で処方箋をもらってコンタクト専門店で購入するのがおすすめです。当院は、院内に「相模原眼鏡」があり、スピーディな提供が可能です。

ネットでも購入できますが、その場合は検査が省かれてしまうため、年に1回から半年に1回は眼科を受診して目の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。

特に気をつけて欲しいのが、カラーコンタクト。通常のコンタクトに比べてトラブルのリスクが高いとされているため、医療機関での適切な指導を受けて使うことが大切です。


―――コンタクトの正しい使い方・管理を教えてください ‎


守ってほしいこととしては、使用期間を必ず守ること、装着時間は8時間から最長13時間程度にすること、外出時につけて帰宅したら外すことが基本です。装着・脱着の際は必ず石鹸で手を洗ってください。

いまは長時間のパソコン、スマホの使用でドライアイになる方が増えています。コンタクトを外す前に目薬をさして潤すと、角膜を傷つけにくくなります。

忘れがちなのが付属品。保存ケースは新しいものを使い、古いものを使い続けないこと。保存液は、直射日光を避けることも大切です。


ハードレンズの場合は1年半から2年で新しいものに交換してください。



間違った管理が招く、コンタクトレンズの怖いトラブル

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―――コンタクトの管理方法が悪いと、どんなリスクがありますか?


角膜上皮の傷が深くなると角膜潰瘍となり、角膜に白い混濁を残して視力低下や色覚に影響することがあります。また緑膿菌やアカントアメーバなどによる通常の抗生物質点眼薬では治りにくい難治性の角膜炎になることもあります。そのほか結膜炎、ドライアイ、眼精疲労、巨大乳頭結膜炎などのリスクもあります。少しでも目に違和感があれば、眼科を受診してください。


―――コンタクトの度数が目に合っていないと、どんなリスクがありますか?


主に眼精疲労が考えられます。特に気を付けたいのが、知らず知らずのうちに過矯正になっている場合。目が疲れた状態で検査を受けると必要以上に強い度数になりがちですので、度数を決める検査は疲れていない状態、できれば午前中や休日のパソコンなどを使っていない時間帯に受けるのがベストです。



オープンな手術室と充実の診療体制

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―――相模原眼科の特徴を教えてください。


当院のいちばんの特徴は、手術室をオープンにしていることです。通常奥まった場所にあり、閉鎖的な空間となりがちな手術室を、あえて通りに面した1階に設け、通院時からその様子を目にしていただくことで、不安を和らげ、リラックスして手術を受けられるよう配慮しています。ご家族も、実際に手術の様子を見ることが可能です。お孫さんがおじい様の手術に立ち会われる姿などは、微笑ましいですね。

医療スタッフにとっても「外から見られている」というほどよい緊張感が、質の高い医療を提供したいという意識につながっています。

プライバシーには十分に配慮し、公開を希望されない場合はプライバシーガラスに切り替え、見えない状態にすることも可能です。


当院では、斜視・弱視外来、眼瞼下垂の専門医による診療も行っています。手術により目元が開き、表情も明るく変化することも実感していただけます。9割以上は保険診療で対応可能です。


―――先生はシンガポールでの治療経験もお持ちで、近視進行抑制治療にも力を入れていらっしゃるとお聞きしています。


シンガポールで約8年間、日本人を対象とした治療に携わってきました。近視進行抑制治療は日本より進んでおり、海外のエビデンスをもとに、将来的に国内でも導入されるであろう新しいレンズや治療法について学びました。

近視の進行は緑内障や網膜剝離など、将来の目の病気にもつながるため、その予防に力を入れています。特にアジア人は近視になりやすい遺伝的背景を持っていますので、より積極的な対応が必要だと考えています。

また海外経験を通して、日本の保険診療制度の素晴らしさを改めて実感しました。


―――先生のご専門、特に力を入れていらっしゃる領域を教えてください。


網膜硝子体、ぶどう膜炎が専門ですが、白内障、糖尿病網膜症、黄斑上膜、網膜剥離などの日帰り手術も行います。糖尿病網膜症は手術後の生活管理が重要となります。予防学に注目して日本抗加齢学会専門医を取得し、患者さんに生活のアドバイスを行っています。


―――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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患者さんの不安に寄り添い、様々な医療機器と治療エビデンスを提供して、患者さんが笑顔で診察室を出られるように心がけています。スタッフ全員で患者さんのお悩みに寄り添える医療を提供していきます。



■まとめ(取材・編集後記)

「手術室をオープンにし、透明性のある眼科クリニックとして、目の健康や診療を知ってもらうきっかけにしたい」と岡野院長。地域医療に貢献するだけでなく、院長はシンガポール勤務時代に東ティモールで医療支援にも携わり、外務省を通じ医療資源(物資)、医療技術支援を提供するなど、国際的な医療支援活動も行ってきました。目の健康を支え、多くの人々に笑顔を届け続けています。




(取材:メディコレ編集部)


提供:クーパービジョン・ジャパン株式会社

この記事の著者

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