渋谷区の形成外科では、けがや手術後に残った傷あと・ケロイドを継続して治療したい場合と、顔面骨折や日帰り手術まで相談したい場合で確認点が変わります。
掲載クリニックには、傷あとや肥厚性瘢痕、ケロイドを診察し、状態に応じてレーザーや薬など複数の方法で治療するところがあります。
別のクリニックでは、顔面骨折や骨の変形を診療し、局所麻酔の手術は日帰りで行い、全身麻酔が必要な場合は連携施設を紹介しています。
傷あとを継続して治療することを重視するのか、外傷の程度に応じて手術先まで相談できることを重視するのかで、見る点は変わります。
続く紹介では、傷あと・ケロイドの治療方法と、顔面外傷に対する日帰り手術・紹介の範囲を確認できます。
-
本記事は2026年10月現在、医療に携わる方々からの情報や各種サイトの記載情報やクチコミなど、マイナビクリニックナビ編集部が収集・リサーチした情報に基づいて作成しています。
詳しくは記事制作ポリシーをご覧ください。 - 本記事内で紹介している医療機関の各種情報は記事作成時点の情報に基づいています。記事の内容から変更となっている場合がありますので、詳細は各医療機関のホームページなどにてご確認ください。
- 本記事内で紹介している医療サービスは公的医療保険の適用外となる自由診療が含まれる場合があります。詳細は各医療機関にてご確認ください。
形成外科を受診する医療機関を選ぶ際に大切なこと
形成外科では、けがによる傷跡、皮膚のトラブル、体の形や機能に関する悩みなどを確認したうえで、必要な検査や治療方針が検討されます。
こうした症状は原因や背景がさまざまで、診断には専門的な知識と経験が欠かせません。
そのため、形成外科のクリニックを選ぶ際には、専門的な診療が可能なクリニックを選ぶことが大切です。
また、受診の前には形成外科で扱う疾患や治療の基礎知識、受診から検査、治療、治療後の経過観察までの流れや注意点について理解しておくと、クリニックを選びやすくなります。
この記事では、形成外科を受診するクリニックを選ぶ際のポイントをはじめ、形成外科で扱う症状や治療の概要、受診前に知っておきたい情報についてわかりやすく解説していきます。
渋谷区で評判の形成外科クリニックおすすめ10選
渋谷センター街 れいわクリニック
※引用:https://shinjuku-reiwa.com/shibuya/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 徒歩1分
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町24-4 センター244ビル 5F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00〜14:00 | ● | ● | ● | 休 | ● | ▲ | ▲ | ▲ |
| 16:00〜21:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | ▲ |
▲…10:00~14:00、16:00~20:00
渋谷センター街 れいわクリニックの特徴
- 平日は21時まで診療
- 自由・保険診療で巻き爪の治療が可能
- 治療にかかる薬は院内で処方
渋谷センター街 れいわクリニックは、JR渋谷駅から徒歩1分、平日は21時まで診療しているクリニックです。
患者にとって便利で、大学病院と連携した治療を提供することをモットーに掲げています。
形成外科の診療では「陥入爪(巻き爪)」の日帰り手術が可能です。
保険診療では、爪母まで切除したのち電気メスで余分な皮膚を焼却する方法を採用しています。
自由診療では「コレクティオパーフェクト」を用いて、徐々に爪を正常なカーブに近づける治療を提供しています。
また治療にかかる薬は院内で処方しているため、薬局に出向く手間はありません。(※一部薬を除く)
各種クレジットカードや交通系ICカードでの決済が可能で、現金の準備がなくても支払いが可能です。
渋谷スクランブル皮膚科
※引用:https://shibuyaderm.com/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 A7a出口 徒歩すぐ
〒150-0041 東京都渋谷区神南1−23−13 丸大ビル 7F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00〜14:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | 休 | 休 |
| 15:30〜20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | 休 | 休 |
▲…10:00~13:30、14:30~18:00
渋谷スクランブル皮膚科の特徴
- 美容皮膚科にも注力
- 皮膚への負担に配慮した治療
- 保険診療で粉瘤の切除が可能
渋谷スクランブル皮膚科は、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医が在籍し、保険診療が中心のクリニックです。
一般皮膚科や形成外科のほか、審美面を考慮した美容皮膚科にも注力しています。
形成外科の診療では、皮膚や日常生活への負担に配慮した治療を提供している点が特徴です。
小さな「汗管腫」や「稗粒腫」、「脂腺増殖症」では、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)で蒸散させて取り除きます。
「粉瘤」の治療では、保険診療でくりぬき法の治療を提供しています。
局所麻酔後に粉瘤の中心に小さな穴をあけ、袋状の組織と内包物を取り出す方法です。
炎症が強い場合は抗生物質の内服や、切開で膿を出してから切除する方法を提案しています。
渋谷駅前おおしま皮膚科 本院
※引用:https://shibuya-hifuka.jp/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 西口 徒歩1分
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町25-18 NT渋谷ビル3F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11:00〜14:00 | ● | 休 | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | 休 |
| 15:00〜20:00 | ● | 休 | ● | ● | ● | ▲ | ▲ | 休 |
▲…9:00~13:00、14:00~18:00
休診日:火曜日、祝祭日
渋谷駅前おおしま皮膚科 本院の特徴
- 保険診療が中心
- 受診当日の日帰り手術に対応
- スクィージングテクニックを推奨
渋谷駅前おおしま皮膚科は、保険診療を中心に大学・総合病院と連携した治療を提供しているクリニックです。
平日は20時まで診療しているため仕事帰りにも立ち寄りやすく、公式ホームページで保険診療の待ち状況を確認できます。
形成外科の診療では、「炎症性粉瘤」や「粉瘤」の治療は受診当日の日帰り手術に対応している点が特徴です。
できるだけ傷あとが目立たないようくりぬき法を採用し、ワンドクター制のため術後の経過も同じ医師が診察しています。
また「脂肪腫」を取り除く手術でも同様に傷あとに配慮し、全例で「スクィージングテクニック」を推奨しています。
腫瘤径の30%以下となるよう患部を切開し、スクィージング(絞り出す方法)で脂肪腫を摘出する方法です。
摘出した脂肪腫は良性・悪性の診断や疾患の有無を調べるため、外部へ委託し病理検査に提出しています。
プラザ形成外科
※引用:https://www.plazaclinic.jp/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
東京メトロ日比谷線 広尾駅 2番出口 徒歩1分
〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-5-1 4F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30〜18:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | ● | 休 | 休 |
休診日:水曜日、日曜日、祝祭日
プラザ形成外科の特徴
- プライバシー保護を重視
- 立ち耳の手術に対応
- 帝王切開などの傷あと修正が可能
プラザ形成外科は、患者のプライバシーを尊重するため、予約制を採用しているクリニックです。
同じ時間に2人以上の予約枠を取らないよう調整し、一人ひとりの診療の時間を十分に設けています。
形成外科の診療では、生まれつき耳の折れ曲がりが弱い「立ち耳」の手術に対応しています。
軟骨の形成を伴う場合、耳の後ろを切開して内部の軟骨を縫合する「マットレス縫合」などに対応している点が特徴です。
その他、耳の形の異常(スタール耳、折れ耳、耳垂裂など)の相談・手術も実施しています。
また帝王切開や盲腸の手術など、身体にできた傷あとの修正にも対応しています。
傷跡修正は、やり直し手術を行うことで、以前よりも目立ちにくい傷への置き換えを目指す処置です。
渋谷あおぞらクリニック
※引用:https://www.shibuya-aozoraclinic.com/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 ハチ公口 徒歩5分
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-28-4 井門ビル 6F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30〜18:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
休診日:不定休
渋谷あおぞらクリニックの特徴
- 生活の質の向上を目指す
- 切開・非切開の眼瞼下垂手術を実施
- モントゴメリー腺除去手術に対応
渋谷あおぞらクリニックは、外見の不便を緩和させ、生活の質の向上を目指した診療を行っているクリニックです。
「眼瞼下垂」「クマ取り」「小陰唇縮小術」など、多岐にわたる治療を提供しています。
形成外科の診療では、切開・非切開の眼瞼下垂の手術に対応しています。
切開する「挙筋前転法」は、挙筋を前方に引き寄せて再固定する方法で、傷あとが目立たないよう裏側から挙筋を引き寄せる方法を採用。
非切開の方法では、まぶたを持ち上げるミュラー筋を短縮・固定することで、目の開きや視界の広がりを改善します。
その他、乳輪の悩みにアプローチする「モントゴメリー腺除去手術」に対応している点も特徴です。
皮脂腺で乳首と乳輪を乾燥から保護する役割を担うモントゴメリー腺が発達している場合に、メスでひとつずつ切除して縫合する治療方法です。
あやこいとうクリニック
※引用:https://www.ayakoitoclinic.com/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
東急東横線 代官山駅 徒歩1分
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町20-23 Forestgate MAIN棟 2F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜18:30 | ● | ● | ● | 休 | ● | ● | ▲ | ▲ |
▲…10:00~14:30
休診日:木曜日、第5日曜日、年末年始
あやこいとうクリニックの特徴
- 総合的な治療法を提案
- 美容皮膚科を交えた治療が可能
- 肥厚性瘢痕・ケロイド治療にも注力
あやこいとうクリニックは、さまざまな視点から総合的な治療法をアプローチしているクリニックです。
違和感やだるさのような診断名のない症状の相談にも応じ、多様な解決策を提案しています。
形成外科の診療では、美容皮膚科の診療も交えながら、見た目や機能回復を目的とした幅広い症状に対応。
外傷や手術後の治療、傷跡の修正、審美的な悩みに対する治療など、気軽に相談できる環境を整えています。
また傷あと修正の治療だけでなく「肥厚性瘢痕」や「ケロイド」の治療にも注力している点が特徴です。
各種レーザー機器や薬剤を組み合わせ、かゆみや痛みにも配慮した治療を提供しています。
さらに受傷後の早期ケアや、色味・形態の改善を目的とした治療など、傷あとにならないよう積極的に提案しています。
南平台緒方クリニック
※引用:http://nampeidai.com/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 西口 徒歩8分
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町13-1 サトウビル 3F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜13:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | ● | 休 | 休 |
| 14:30〜18:30 | ● | ● | 休 | ● | ● | ● | 休 | 休 |
休診日:水曜日、日曜日、祝祭日
南平台緒方クリニックの特徴
- リラックスできる診療を提供
- 顔面の骨の変形にも対応
- 処置は局所麻酔で実施
南平台緒方クリニックは、患者がリラックスできる診療を提供しているクリニックです。
患者の不安や心配に寄り添い、丁寧なコミュニケーションで悩みの解消をサポートしています。
形成外科の診療では、おもに軟部組織・皮膚を中心に治療を実施。
顔面領域では骨折や骨の変形などの治療にも対応し、見た目に関連する悩みを保険適用内で治療しています。
また日帰り手術の処置は、局所麻酔で提供しています。
対応している手術は「瘢痕拘縮形成」「リンパ管静脈吻合術」「顔面神経麻痺」など。
全身麻酔が必要な治療は、症状に応じて適した連携施設を紹介しています。
宮益坂クリニック
※引用:https://miyamasu-clinic.com/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 徒歩7分
東京メトロ 銀座線・半蔵門線 表参道駅 徒歩8分
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-6-5 SK青山ビル 5F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜14:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | ● | 休 | ● |
| 15:00〜19:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | ● | 休 | ● |
休診日:水曜日、日曜日
宮益坂クリニックの特徴
- コミュニケーションを重視
- 切除法によるタトゥー除去
- 剪除法のワキガ手術あり
宮益坂クリニックは、患者とのコミュニケーションを重視しているクリニックです。
できるだけ希望に沿えるようしっかりとコミュニケーションをと取り、全体のバランスが取れた手術の提案をしています。
形成外科の診療では、術後の仕上がりにこだわる切除法の「タトゥー除去」を行っている点が特徴です。
紡錘形の切除デザインで皮膚を切除する術式を採用し、大きなタトゥーは複数回に分けて切除しています。
傷口は「皮下縫合(真皮縫合)」で、真皮層と表皮層の2層を縫合する方法で、傷あとが目立ちにくいよう配慮しています。
その他、剪除法(せんじょほう)によるワキガ手術も実施。
脇の皮膚を切開して裏返し、アポクリン腺を含む皮下組織を切除したのち縫合する手術です。
手術に抵抗がある方は、ボツリヌストキシン注射による制汗治療も選択できます。
たか子クリニック
※引用:https://www.takako-clinic.com/index.html
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 徒歩2分
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘16-14 ドルチェ渋谷 6F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜20:00 | 休 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
休診日:月曜日
たか子クリニックの特徴
- 保険診療が中心
- 電気メスを用いたほくろ除去
- 耳とへそのピアッシングが可能
たか子クリニックは、形成外科・美容外科・美容皮膚科の治療に対応しているクリニックです。
形成外科で経験を積んだ院長がカウンセリングを行い、保険診療と自由診療を組み合わせた治療を提案しています。
形成外科の診療では、10センチ以内であれば保険診療での「ほくろ除去」に対応。
電気メスによる焼灼法(しょうしゃくほう)を採用し、5ミリ以上のほくろの場合は切除後に縫合して傷あとに配慮しています。
その他、耳とへその2箇所の「ピアッシング」が可能です。
ピアス穴はピアス・ガン(ピアッサー)ではなく太めの注射針を用い、上下左右と3次元で確認しながら遂行している点が特徴です。
へそのピアスは自身で用意し、耳のピアスはクリニックでシリコン製のピアスを用意しています。
アイシークリニック 渋谷院
※引用:https://ic-clinic.com/
基本情報(アクセス、住所、診療時間)
JR 渋谷駅 新南口 徒歩6分
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル 5F
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜14:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 15:00〜19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
休診日:年末年始
アイシークリニック 渋谷院の特徴
- 土日・祝祭日も19時まで診療
- 眼瞼黄色腫の手術に対応
- 耳垂裂やピアス穴修正が可能
アイシークリニック 渋谷院は、土日・祝祭日も19時まで診療しているクリニックです。
各線渋谷駅からは徒歩6分でアクセスでき、仕事やショッピング帰りにも立ち寄りやすい立地でしょう。
形成外科の診療では、手術と炭酸ガス(CO2)レーザーの2種類による「眼瞼黄色腫」の手術に対応。
手術では、紡錘形に切除し二重まぶたに合わせて縫合します。
炭酸ガス(CO2)レーザーでは、レーザーを照射して眼瞼黄色腫を除去し、術後の傷あとが残りにくいメリットがあります。
その他、「耳垂裂(じすいれつ)」やピアス穴の修正手術も可能です。
耳垂裂の手術は「直線法」「Z形成術」「W形成術」の3種類があり、傷口の形に応じて適した方法で手術を実施しています。
【形成外科をさらに解説】これを知ってから形成外科の受診を検討しよう!
形成外科に関する基礎知識
形成外科は、けがによる傷跡、皮膚のしこり、顔や体の形の悩み、やけど、巻き爪など、皮膚や軟部組織・体の形に関連するさまざまな症状に対応した診療科です。
けがの治療後に傷跡が気になる場合や、皮膚の腫れ・しこりが続く場合、または体の形の変化が気になる場合などが受診のきっかけとなります。
受診の際には、医師が診察や検査を行い、皮膚や組織の状態を確認して必要な対応が検討されます。
形成外科ではどのような診療が行われる?
初診では、問診を通じて症状の経過、生活習慣、既往歴などを確認します。
そのうえで、視診・触診や皮膚・軟部組織の画像検査、必要に応じて細胞・組織検査などが行われます。
検査結果をもとに皮膚や組織の状態を評価し、症状や原因に応じた診療方針が検討されます。
形成外科の受診を検討するタイミング
以下のような症状が、形成外科受診の目安となります。
・けがの傷跡が気になる
・皮膚のしこりや腫れが続いている
・やけどのあとが治りにくい
・巻き爪で痛みがある
・顔や体の形の変化が気になる
これらの症状は、皮膚の厚みや色調、血流、炎症の有無、組織の深さ、周囲の構造との関係など、身体表面のさまざまな要素が影響して現れることがあります。
形成外科では、こうした皮膚や軟部組織の状態を丁寧に観察し、傷の治り方、腫れやしこりの性質、色の変化、組織の動きや硬さなどを確認して総合的に判断します。
受診前には、いつ症状が現れたか?症状の現れ方や変化、気になる点などをメモしておくと診察がスムーズです。
形成外科に対応しているクリニックはどう選ぶ?
けがの傷跡が気になる、皮膚にしこりがあるのが分かり形成外科を受診したいが、どのクリニックを選べばよいか分からないという方も少なくありません。
ここでは、形成外科対応のクリニックを探す際に確認しておきたい、具体的なポイントを紹介します。
まず最初に、症状に応じた診療科を選ぶことが大事です。
そのためには、情報をあらかじめ調べて自分の症状に合った診療科を探しましょう。
そこで確認したいのは、選ぶクリニックに形成外科の専門医が在籍しているかどうかという点です。
傷跡、皮膚腫瘍、変形などの診察や治療には、専門的な知識が求められます。
医療機関の公式サイトや紹介ページで、専門医在籍の有無や資格を確認しておくといいでしょう。
次に大切なのは、通院のしやすさです。
形成外科での治療は、症状によっては複数回の通院が必要となる場合もあるため、通院で負担にならない環境が望まれます。
自宅や職場からのアクセス、公共交通機関の利用しやすさ、駐車場の有無などを確認しておくといいでしょう。
また、院内設備の充実度もチェックポイントです。
傷跡や皮膚腫瘍の診療では、画像検査や処置機器などが必要となるため、形成外科で必要な設備が整っているかどうかを確認しておくとよいでしょう。
さらには、予約の取りやすさも大切な要素のひとつです。
平日の日中に通院が難しい場合は、夕方や土曜日の診療があるかどうかを確認しておくと通院計画が立てやすくなります。
オンライン予約や電話予約の可否、待ち時間の目安などもチェックしておきましょう。
このように、形成外科を選ぶ際には、診療内容、専門医在籍の有無、アクセスのしやすさ、院内設備の充実度、予約の取りやすさなどを確認しておくと、スムーズに検討できます。
複数の医療機関を比較しながら、自分に合ったクリニックを選びましょう。
形成外科を受診するクリニック選びの4つのポイント
形成外科では、傷跡や皮膚のしこり、ほくろ・粉瘤の切除、巻き爪の治療、やけどの処置、レーザーによる色調改善など、皮膚や軟部組織の悩みに幅広く対応しています。
これらの治療は、術後の見た目や仕上がりにも影響することが多い領域です。
そのため、治療経験が豊富で、形成外科の専門的な技術を持つ医師が在籍しているかどうかは、クリニック選びの大切なポイントになります。
ちなみに、形成外科の専門医とはどういった医師なのか?については、以下の引用文を参考にしてください。
2年間の初期臨床研修終了後、形成外科領域全てに関して、定められた研修カリキュラムにより4年以上の専門医研修を修め、資格試験に合格し専門医として認定された医師です。
傷や変形をきれいに治すことを主な目的とし、顔や手足など身体表面の以下の領域について専門的な知識と診療技術を持ちます。
詳細はこちらのリンクで確認できます: 一般社団法人 日本形成外科学会「形成外科/形成外科医とは」
形成外科のクリニック選びで重視すべき点は、専門医の有無だけではありません。
他にもいくつか確認しておきたいポイントがあります。
以下では、形成外科を受診する前に確認しておきたい4つのチェックポイントをご紹介します。
| チェック項目 | どんなところをチェックすべきか |
|---|---|
| 専門医の 在籍の有無 |
経験豊富な医師が 在籍しているか |
| 院内設備の 充実度 |
幅広い症状に 対応可能か |
| 通院の しやすさ |
通院しやすい 立地にあるか |
| 相談しやすい 環境か |
医師やスタッフに 相談しやすいか |
これらのポイントを押さえておくことで、自分の症状や生活スタイルに合ったクリニックを見つけやすくなります。
気になる症状があるときは、複数のクリニックを比較しながら、納得して受診できる場所を選ぶ際の参考にしてください。
形成外科を受診する目安の症状
皮膚や軟部組織は、外傷や炎症、体質などによって変化しやすい部位です。
症状は自覚しにくいこともあるため、以下で説明するような症状があれば早めの相談を検討しましょう。
01.けがの傷跡が気になるとき
けがの傷跡が盛り上がる・赤みが続く・硬くなる・幅が広がるなどの変化は、傷の治り方に影響する体質や炎症、皮膚の張力が関係していることがあります。
特に、胸・肩・腕など皮膚が引っ張られやすい部位では、傷跡が目立ちやすくなる傾向があります。
02.皮膚のしこりや腫れが続くとき
皮膚のしこりが押すと痛い・皮膚の下で動く・中央に黒い点がある・徐々に大きくなるなどの特徴がある場合、粉瘤(アテローム)や脂肪腫などの皮膚腫瘍の可能性があります。
炎症を起こすと赤く腫れたり、膿がたまったりすることもあり、放置すると再発を繰り返すことがあります。
03.やけどの跡が治りにくいとき
やけどは熱の種類・当たった時間・深さによって経過が大きく変わります。
浅いやけどでも、摩擦や紫外線の影響で色素沈着やケロイドが長く残ることがあります。
04.巻き爪で痛みがあるとき
巻き爪は、爪が皮膚に食い込むことで歩くと痛い・靴に当たると痛い・腫れる・化膿するなどの症状が出ます。
爪の切り方や靴の形、スポーツ習慣、体質などが原因となり、放置すると炎症が悪化して日常生活に支障が出ることがあります。
05.顔や体の形の変化が気になるとき
顔や体の左右差・へこみ・ふくらみ・輪郭の変化は、けがの影響、脂肪の偏り、筋肉の使い方、加齢、先天的な構造などが関係していることがあります。
特に顔は、骨・筋肉・脂肪・皮膚が複雑に関係しているため、わずかな変化でも見た目に影響しやすい部位です。
06.皮膚の傷が治りにくいとき
傷が長期間治らない・じゅくじゅくする・かさぶたが繰り返し取れる・周囲が赤いなどの状態は、血流の低下、感染、摩擦、糖尿病などの基礎疾患が関係していることがあります。
糖尿病や心血管系などの基礎疾患がある方の足の傷は、血流の関係で特に治癒しにくい場合もあり、放置すると潰瘍に進行することもあります。
07.ほかの疾患の治療中に皮膚の変化を指摘されたとき
糖尿病や血管の病気の治療中に皮膚が治りにくい・色が変わる・しこりができる・潰瘍ができるなどの変化が見られることがあります。
血流や免疫の状態が皮膚の治癒に影響するため、皮膚の変化が続く場合は早めの相談を検討しましょう。
形成外科で行われる治療の種類(レーザー・手術・処置)
形成外科では、皮膚や軟部組織、体の形に関する悩みに対して、症状の原因や状態を丁寧に確認したうえで、適切な治療方針が検討されます。
ここでは、形成外科で行われる代表的な対処方法を、わかりやすく紹介します。
レーザー
レーザーは、皮膚の色調・質感の改善や傷跡、色素沈着などのケアに幅広く用いられる方法です。
皮膚の状態に合わせてレーザーの種類を細かく使い分けることが特徴で、目的に応じて照射の強さや深さが調整されます。
例えば、シミやそばかす、赤みなどの色調の変化には、メラニンや血管に反応する色素レーザーが選ばれます。
ほくろやいぼなどの盛り上がった皮膚には、炭酸ガスレーザーを使って組織を蒸散させることで、切開を伴わずに除去することができます。
ニキビ跡や傷跡、毛穴の開きなどの肌質改善には、皮膚に微細な穴を作り再生を促すフラクショナルレーザーが用いられます。
小手術
小手術は、皮膚腫瘍の切除や傷跡修正、巻き爪の治療などを中心に、日帰りで行われることが多い手術です。
症状の原因となっている組織を直接取り除いたり、形を整えたりすることで、機能面と見た目の両方に配慮が可能となっています。
皮膚腫瘍の切除では、ほくろ・粉瘤・脂肪腫などの「できもの」を切除し、縫合して皮膚の形を整えます。
必要に応じて病理検査を行い、組織の状態を詳しく確認します。
また、傷跡修正(瘢痕形成術)では、盛り上がった傷跡や広がった傷跡に対して、皮膚を入れ替えたり縫い直したりして形を整えます。
こういった傷跡の処置はレーザーと組み合わせることもあり、症状に応じて複数の方法が検討されます。
巻き爪の治療では食い込んだ爪の一部を切除して形を整え、再発しにくいように調整します。
痛みや炎症が強い場合に検討される処置です。
その他の形成外科処置
手術やレーザー以外にも、形成外科では症状に応じてさまざまな処置が行われます。
負担の少ない処置から段階的に検討されることが多く、日常生活の中で行えるケアも含まれます。
傷跡やケロイドに対する圧迫療法では、専用のテープやシリコンシートを使って傷跡を圧迫し、患部の盛り上がりを抑えます。
また、ケロイドや肥厚性瘢痕に対する注射治療では、ステロイドなどを傷跡に注入し、赤みや硬さを和らげる処置が行われる場合があります。
切り傷・すり傷・やけどなどの創傷処置では、洗浄・縫合・軟膏処置などを行い、傷跡が残りにくいように配慮しながら経過観察が進められます。
けがの状態や深さによって、処置方法や経過観察の期間が変わります。
形成外科を受診する際の一般的な流れ
初めて形成外科を受診する方に向けて、予約から診察、検査、処置、フォローまでの一般的な流れをご紹介します。
1.予約・受付
電話やWebから希望日時を選んで予約を行います。
ホームページ上から、受診の問い合わせや予約ができるクリニックが多いです。
2.医師の診察と検査
医師が症状や生活習慣、既往歴などを確認し、必要に応じて視診・触診、皮膚や軟部組織の画像検査、細胞・組織検査などが行われます。
検査内容は、傷跡・皮膚のしこり・やけど・巻き爪などの症状に応じて選択されます。
3.治療方針の説明
検査結果をもとに、皮膚や組織の状態、炎症の有無、腫れの原因などについて説明があります。
状況に応じて、処置の仕方、薬物療法、経過観察などの対応が検討されます。
4.通院とフォロー
傷跡や皮膚の状態は時間とともに変化するため、必要に応じて定期的な通院や処置で状態を確認します。
医師と相談しながら、日常生活でのケア方法や通院の継続について確認していく段階です。
形成外科についてよくある質問10選
形成外科の受診を検討する際に多く寄せられる質問をまとめました。
初診前の不安や疑問を解消する参考にしてみてください。
形成外科ではどんなことを行いますか?
形成外科では、皮膚や軟部組織、体の形に関する症状を確認するために、視診・触診、画像検査、必要に応じて細胞・組織検査などを組み合わせて評価します。
傷跡、皮膚のしこり、やけど、巻き爪などを総合的に確認し、症状に応じた処置や生活習慣の調整などが検討されます。
必要に応じて、処置や小手術が行われることもあります。
どんなときに受診すべきですか?
傷跡が気になる、皮膚のしこりが続く、やけどの治りが遅い、巻き爪で痛みがあるなどの場合は、放置せずに受診を検討した方がいいでしょう。
特に、腫れが引かない、赤みが続く、形の変化が気になるなどの症状は、皮膚や組織の状態が関係している可能性があります。
診察に不安を感じることはありますか?
形成外科は、見た目や機能に関わる症状が多いため、不安を感じる方もいます。
医療機関によっては、症状の相談がしやすいように丁寧な説明や問診を心がけているところもあります。
不安がある場合は、事前に医療機関へ問い合わせておくことで、検査内容や流れを把握しやすくなります。
女性特有の症状でも相談できますか?
形成外科は性別に関係なく受診できます。
傷跡や皮膚のトラブルは女性にも多く見られ、生活習慣やホルモンバランスの変化が影響する場合もあります。
症状や体調の変化に応じて、個別に確認が行われます。
どんな検査をしますか?
視診・触診で皮膚や組織の状態を確認し、必要に応じて画像検査(超音波など)を行います。
皮膚のしこりなどがある場合は、細胞・組織検査で状態を詳しく調べることがあります。
症状や経過に応じて検査内容が選ばれます。
初診時に準備するものはありますか?
マイナ保険証または資格確認書、服用中の薬の情報(お薬手帳など)、過去の治療歴があると診察がスムーズです。
傷跡や皮膚の変化がある場合は、いつから・どのように変化したかをメモしておくと医師に伝えやすくなります。
一般外科と形成外科の違いは?
一般外科は内臓や外傷の処置を中心に行い、形成外科は皮膚・軟部組織・体の形に関する症状を専門的に診療する診療科です。
傷跡、皮膚のしこり、やけど、巻き爪などは、形成外科が専門の診療科となっています。
保険は適用されますか?
形成外科での診療は保険診療の対象となる場合が一般的です。
ただし、処置内容や治療方針によって異なる場合があるため、事前に医療機関へ確認しておくといいでしょう。
通院頻度はどれくらいですか?
皮膚や組織の状態、治療内容、症状の経過によって通院頻度は異なります。
傷跡や皮膚腫瘍などの管理が必要な場合は、定期的な通院が検討されることがあります。
医師と相談しながら、通院可能なスケジュールが決められます。
どのクリニックを選べばよいですか?
通いやすさ、診療内容、検査体制、医師との相談のしやすさなどを比較して選ぶことが大切です。
皮膚や軟部組織の検査や処置が受けられるかどうかも確認しておくと安心です。
まとめ:渋谷区で評判の形成外科クリニックおすすめ10選
東京都渋谷区のおすすめの形成外科クリニックをご紹介しました。
あなたにぴったりのクリニックは見つかりましたでしょうか?
傷あとの仕上がりにこだわっているクリニックや、コミュニケーションを重視しているクリニックなどさまざまな特徴があることが分かりました。
重視するポイントは人それぞれ異なるかもしれませんが、今回の記事で自分に合ったクリニックを見つけるきっかけになれば幸いです。
