中村ゆりさんが直腸がんのため44歳で逝去
所属事務所の発表によると、中村ゆりさんは2026年9月1日、直腸がんのため亡くなりました。
葬儀は近親者、所属事務所の俳優、スタッフによって執り行われたとされています。
所属事務所は、生前に寄せられた支援への感謝を示すとともに、遺族への取材や自宅周辺での撮影を控えるよう呼びかけています。 突然の訃報を受け、これまで出演した作品や芸能活動を振り返り、惜しむ声が広がっています。
中村ゆりさんの略歴
中村ゆりさんは、1982年3月15日生まれ、大阪府出身です。1996年、テレビ東京系のオーディション番組「ASAYAN」をきっかけに伊澤真理さんと歌手デュオ「YURIMARI」を結成し、1998年にデビューしました。デュオは1999年に解散し、その後は活動休止期間を経て、2003年から俳優として活動しました。
2007年公開の映画『パッチギ! LOVE&PEACE』ではヒロインを演じ、その演技が評価され、2007年度全国映連賞女優賞や第3回おおさかシネマフェスティバル新人賞を受賞しました。
その後も、映画『そして父になる』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『影踏み』『窓辺にて』などに出演。テレビドラマでは、NHK大河ドラマ『龍馬伝』や連続テレビ小説『花子とアン』『わろてんか』『エール』など、幅広い作品で活躍しました。2020年のBSテレ東『今夜はコの字で』では、連続ドラマで初めて主演を務めています。
直腸がんとは
直腸がんは、大腸がんの一種です。大腸は「結腸」と「直腸」に分けられ、大腸がんはこれらの粘膜に発生します。国立がん研究センター「がん情報サービス」によると、日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいとされています。 大腸がんには、良性の腫瘍である腺腫ががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。早期の段階では、自覚症状がほとんどない場合があります。
なお、以下で紹介する症状や検査に関する内容は、直腸がんに関する一般的な医学情報です。中村ゆりさんに実際にみられた症状や、受けていた検査を説明するものではありません。
直腸がんでみられることがある症状
大腸がんは早期には症状がみられないこともありますが、進行すると、血便や下血、便秘や下痢などの便通の変化、便が細くなる、残便感、貧血などの症状が現れる場合があります。
腫瘍が大きくなり、腸管の内側が狭くなると、腹痛や腹部膨満感、吐き気、嘔吐などが現れることもあります。また、左側の大腸から直腸にかけては便が固形になるため、腫瘍による通過障害が起こることがあります。
ただし、これらの症状は直腸がん以外の病気でもみられます。症状だけで病気を判断することはできません。血便や便通の変化、腹部の不調などが続く場合は、自己判断で放置せず、医療機関へ相談してください。
直腸がんの主な検査
大腸がんが疑われる場合には、直腸指診や大腸内視鏡検査などが行われます。大腸内視鏡検査では大腸の内側を観察し、必要に応じて組織を採取して病理検査を行い、がんかどうかを確認します。 がんの広がりやリンパ節、ほかの臓器への転移の有無を調べる際には、CT検査やMRI検査などの画像検査が用いられます。検査の種類や組み合わせは、症状や病状によって異なります。
また、大腸がん検診では便潜血検査が行われます。便潜血検査で「要精密検査」と判定された場合には、医療機関で大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが重要です。
気になる症状がある場合は医療機関へ
血便や便通の変化は、痔など、がん以外の原因でも起こります。一方で、大腸がんは早期には自覚症状がほとんどない場合があり、症状の有無だけで判断することはできません。
気になる症状が続いている場合や、便潜血検査で精密検査が必要と判定された場合には、消化器内科、消化器外科、大腸肛門外科などへの相談を検討してください。急な強い腹痛、繰り返す嘔吐、著しい腹部の張りなどがある場合は、速やかに医療機関へ連絡しましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の代わりとなるものではありません。検査や治療の必要性については、医師が症状や検査結果などを踏まえて判断します。
